第二東京弁護士会両性の平等に関する委員会編集による「ハラスメントの事件対応の手引」読了。
ハラスメントにはいくつかあり、それぞれに具体的な説明と法律相談対応、ハラスメントに対するとり得る手段・措置、そして事業主が撮るb激具体的対応策などで構成されており、非常にわかりやすく書かれていた。
ハラスメントの種類
- セクシャル・ハラスメント、マタニティ・ハラスメント及びジェンダーに関するハラスメント
- パワー・ハラスメント
- アカデミック・ハラスメント
- アルコール・ハラスメント
どの会社・組織でも起こりうるハラスメント。いくら社員や指導者を教育しても人間である以上感情を抑えられないのが悲しき人間の性ではあるが、ハラスメントを受け苦しい思いをした人間でなければ、追い詰められて心を壊してしまう苦しさは想像出来ないと思う。

組織内で追い詰められ心を壊す社員よりも、やや言動に問題ある指導者であっても仕事でそれなりの成果を出していれば、会社にとって利益が出す方が良いので、お咎めはあるかもしれないが、そのまま居座り、ハラスメントを受けた側は結局泣き寝入りし退職や休職に追い込まれ、復職してももう将来は約束されないという現実である。
自分自身を守るにはある程度の法的知識を身に着け、戦うしかないであろうが、心を壊すと戦う気力は出てこない方が多いであろう。制裁を受けなくとも、その人間の本性だけは周りの人間に知っていただきたいと心から思う今日この頃ではあるが、いずれにせよ、「散るぞ悲しき」という気分であるのは間違いない。世の中、理不尽だらけだ。
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