【薬膳・漢方】夏・梅雨の養生

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以前紹介させてもらったことがありますが、一応「薬膳・漢方検定」なるものを取得しているので、夏・梅雨の養生について説明させていただきます。

一日過ぎてしまいましたが、二十四節気では5月21日ころを「小満」と言い、陽気がよくなり、草木が生長し、天地に満ち始めるころのことを言います。

また、二十四節気では5月6日ころから7月23日ころまでを「夏」としてます。この季節は植物と同様に人間も新陳代謝が活発となる時期で、体内に備えていたエネルギーを発散させ、行動することが大切。気持ちを外に向け、焦ったり、起ったりせず、陽の気をしっかり取り込むことが重要となります。

夏は体のなかに熱や湿気がこもりやすく、心が高ぶることで動悸や不眠になったり、体が重だるく、食欲不振や胃腸の調子が悪くなったりしやすい季節。

ほてりなど、体の余分な熱をとるには夏野菜や苦味のある食材を取り入れていくこと肝心です。ただし、冷たいもののとりすぎはかえって脾(消化・吸収機能、水分・栄養の代謝など)の働きを弱めるので、ご高齢の方や胃腸の弱い人は、生ものは控えて、体を冷やさないように生姜やシソ、スパイスなどを使いバランスを取ることが大切です。

体の余分な水分を排出し、胃腸の働きを整えるには、水の巡りをよくする豆類や穀類、ウリ科の野菜が良いです。

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酸味をとる:汗のかき過ぎを防ぐ

  • 梅干し、レモン、酢、さんざしなど

苦味を取る:余分な熱を冷まし、暑さから体を守る

  • にがうり、ピーマン、みょうが、菊花、緑茶など

水を巡らせる食材をとる:余分な熱を冷まし、水分代謝を上げる

  • トマト、なす、きゅうり、とうがん、すいかなどの夏野菜
  • はとむぎ、緑豆、とうもろこしのヒゲなど

元気を補う食材をとる:暑さと汗で不足する気を補う

  • 雑穀、豆類、イモ類など
  • かぼちゃ、にんじん、きのこ類
  • 高麗人参、なつめなどの食薬

未だコロナ禍の影響で外出を控えるようになっているため運動不足やストレスがたまりがちになっているので、まずは食べ物から健康管理を行いましょう!

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