【書籍】東大のディープな世界史

国際

祝田秀全著の「歴史が面白くなる 東大のディープな世界史」読了

東大入試の世界史について解説された内容。自分は理系だったので、世界史試験の出題傾向を把握してないが、年号や事件・人名を丸暗記程度というイメージがあった。

東大の歴史試験は、例えば「世界経済を再編成したイギリスが何故衰えてしまったかを19世紀半ばから20世紀にかけて50年間で起った事件をキーワードに説明しろ」というように、丸暗記では歯が立たず、歴史の流れをきちんと把握していないと回答できないという、本来歴史の学び方であるスタイルで出題されている点で、さすが最高学府の入試試験という思われた。

試験を解けなくとも、改めて歴史を学びたいという方にお勧めの内容。ただ、抜粋した内容なので、これを読んだ後、改めて世界史の教科書を読みたくなってしまい、山川出版世界史を購入検討中。

自分は学生時代は歴史は大嫌いであったが、大人になって歴史に興味を持ち始め今更ながら歴史の面白さがわかるようになった。

日本史はさることながら、世界史の場合は過去を知ることで現在の経済問題であるとか他国との関係性も見えてくる。

例えば、現在アメリカと中国の覇権争いも歴史を知ることで、双方の文化・文明が異なり、特に洋が異なると全く価値観が異なるので相容れないところがある。この辺は歴史だけでなく、「文明の衝突」っも参考にしていただければ更に世界史や国際情勢が見えてくるのではと思われる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました