【歴史】「天を測る」

書籍
天を測る [ 今野 敏 ]
楽天ブックス
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今野敏著の「天を測る」読了。

幕末に小栗上野介忠順と共に公儀のために財政や海防に尽力を尽くした小野友五郎を当書籍を通して初めて知ることに。

藩士の養子として育ち、勤勉で真面目で仕事が早く、最終的には勘定奉行並まで出世をはたす優秀な人で、アメリカに二度渡航し、軍艦や機関銃の買い付けを行う。

当小説には幕末で有名な勝海舟や福沢諭吉も登場するが、あまり良く描かれていないのが興味をそそられた。また、小野は薩長の倒幕側の考え方を理解できず、明治維新後政府に出征要請を受けるも固辞。しかし、最終的には鉄道建設の測量業務に従事し、新政府に貢献。

今まで読んできた幕末の小説は明治維新の成果を華々しく描かれたものが多かったが、当書籍は公儀に使えた側からの時代の流れが描かれているのが面白い点である。

また、新政府は薩長土肥に牛耳られ要職に就いた人間はまるで力がなく、結局はかつての旗本と大名が実務を担うしか無かったことは歴史の表舞台には出てこない点も歴史の悲しいさがではあるが、学生時分は「いつ何が起きた」程度の史実のみを学ぶ程度だが、歴史の面白さは教科書には載っていないような事実やエピソードに関する書籍もたくさんあるので、こういった本を読むことで歴史が楽しく好きになれるかと思われるが、まずは本を読む時間がないと話は先に進まない。。。

という訳で、まずはジャンルに拘らず本をたくさん読むことをお勧めするが、歴史小説はご先祖さまがいかに厳しい時代を生き抜いたか、そして今がどれほど便利で良い時代であるかも認識できるので、歴史に関する本をたくさん読んで行こう!

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