ジョージ・ルーカル原案、矢野浩三郎著の「ヤング・インディ・ジョーンズ 最後の伝令」読了。
※現在中古でしか入手できません。

舞台
1916年、第一次世界大戦の激戦地となったフランス・ヴェルダンでのフランス軍とドイツ軍との戦いが舞台。

内容
当時すでに有線電話での前線に対し指揮命令が行われていたが、戦場に電話線を引くため戦闘による断線することがあった。その場合は伝書鳩やバイク等での伝令が行われていた模様。伝書鳩の場合、戦場では打たれる場合あるので、人による伝令が行われた。
当ストーリーでは、その伝令をベルギー軍の伍長となったアンリ・デファンスことインディ・ジョーンズがフランス軍の伝令兵として戦場をバイクで疾走する。

また、ドイツ軍塹壕まで行ってドイツ軍の最新動向を偵察するよう任意命令され、命をかけて前線まで赴き、最新の大砲を準備していることを掴む。
結果をフランス軍に伝えるも信憑性がないといちゃもんをつけられ、撤退どころかドイツ軍前線に対し総攻撃をかけることになり、その伝令を前線に伝えることに。フランス軍が犬死になることが明白なのになぜ総攻撃をかけるのか。怒るインディ。そして、インディのとった行動とは!?
最後の最後まで息を呑んでしまう内容で、史実に基づいてフィクションを織り交ぜたストーリーは歴史の勉強にもなる内容だった。
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