ジョーン・G・ロビンソン著(高見浩訳)「思い出のマーニー」読了。
数年前にTVでジブリ映画として放映されていた「思い出のマーニー」を見た際に結末の展開に感動したのだが、かみさんが数年前に購入していたのは知っていたが、いつか読みたいと思いながら数年が経ってしまい、ようやく読むことになった。
当書籍はイギリス児童文学として有名とのことで、映画ではジブリが日本風にアレンジされていたが、原作では舞台はイギリス。
ロンドンに住む主人公のアンナが、親代わりの夫妻の計らいで自然豊かな郊外で夏のひと時を休むことになることから物語は始まる。映画では日本人の杏奈として登場してくる。
物語の後半までは杏奈の友達との友情についてふられていて、女性が主人公まので自分にはちょっとピントことない内容ではあったが、楽しく読んでいくと、いつしかマーニーは現実の人ではなく、過去にいた人であることが判明。マーニーの生涯とその子供のことを知る友人の方がマーニーの物語を語るシーンが人生の世知辛さや切なさを感じさせられるのがともて印象的だ。
まずは本で読んでから映画を見ると、映画を見てから本を読んでも感動は間違い無い。個人的にはまずは映画を見ていただきたい!
コメント