感染症の日本史

書籍
感染症の日本史 (文春新書) [ 磯田 道史 ]
楽天ブックス
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磯田道史著の「感染症の日本史」読了。

科学や医学が発展してない頃、感染症対策は、”おまじない”や源担ぎ的なことで感染予防?をしていたようだが、明治以降西洋医学が日本国内に普及するも大正時代に大流行となったスペイン風邪(インフルエンザ)ではワクチンもなく、感染対策もなかったため全世界で感染者が爆発増加となってしまった。まさに現在のコロナ禍状態と同じ状態。

スペイン風邪の際の感染経路や感染対策での失敗を活かすことで、第二波と言われている現在のコロナ禍への対策が活かせると筆者は忠告している。賢者は歴史から学ぶのですが、政界には賢者がいないってことなんでしょうかね。。。

また当該書籍を読んで感じたのは各個人が政治主導の受け身での感染予防・対策だけでは感染を抑えるのは無理。政治は過去の失敗から水際対策、経済対策、そして医療関係者への手当等を強力なリーダーシップを持って早急に実行することが大切なのではと感じた。

一方、個人は三密を避け、帰宅時はアルコール消毒、うがい、そして外出時の着ていた衣類やスマートフォンも消毒することで、感染はかなり抑えられるのではと思われる。GoToEatやTravelが感染増加の引き金になっているような報道は甚だ疑問を感じている。

いずれにせよ、当該書籍は歴史からパンデミックの歴史や対策を考えさせられる内容であるので、是非教育機関でも利用いただきたいと思ってます!

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