二重作拓也著の「Dr.Fの格闘技医学」読了
著者は少年時代に伝統空手を嗜んでおり、大学入学と共に極真カラテを始め格闘技ドクターとして活躍されている方。
格闘技と空手(ほぼ極真)についうて運動学や解剖学、医学的な消耗について触れられており、キックとかパンチという用語が自分にはしっくりこなかったが、面白かったのは格闘技やフルコンの空手は体に対してインパクトのある蹴りや突きの影響よる筋肉細胞が破壊するため、その影響によって尿酸値が上がり、最終的に痛風を起こす原因に繋がっているとことだった。
その点、伝統空手は組み手ではたまに当てることもあるが、基本寸止め。稽古の際も相手にダメージを与えるインパクトのある突きや蹴り(少なくとも自分の所属する道場では!)はしないので、尿酸値が高い方がいるとしたら、空手の影響ではなく単なる酒によるものではないかと思われる。
また、あまり稽古のしすぎで筋肉に負担をかけるのもよろしく無いとのことだった。
ちなみに、当該書籍ではなく、データのでどころが不明ではあるが、伝統空手とフルコンカラテをやる人の寿命についてのデータがあったが、伝統空手の方が寿命が長く、フルコンは短いという傾向があるそうです。
http://www.righttec.com/pdf/jyumiyo.pdf
気になる「空手家の早逝」 : 中年空手百条委員会
中年空手百条委員会の有明省吾です。 この一年で、これだけの極真空手の伝説の人が亡くなりました。世代交代の時期を感じさせますが、それにしても、皆さんかなり平均寿命よりも若いですね。 上から岸信行師範(69)、市村直樹師範(50)、黒沢浩樹師範(54)、広重毅師
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