瀬尾まいこ著の「そして、バトンは渡された」読了。
当書籍は2019年本屋大賞を受賞した作品。
個人的には直木賞作品よりも本屋大賞の作品の方が好きで、2016年より毎年大賞作品を購入している。
現時点で一番のお気に入りは2018年大賞を受賞した「かがみの孤城」。
今回はこの書籍の紹介ではなく、2019年受賞作品。
主人公の優子さんが、複雑な家庭環境で育ち、母が2人、父が3人いるという、読まないとよくわからない設定。主人公が3歳になる前に実の母が交通事故で、亡くなり、その後実の父親が再婚。
父の仕事の関係でブラジル転勤になるも、優子さんと義理母はブラジル行きを拒み、離れ離れになり、その後義理母が2回再婚をして、大人になっていくという内容。
血の繋がっていない父・母に絶大なる愛情を持って育てられ、心優しく、気丈に成長していく姿に読んでいてホロリとさせられる。
読了後にはなんとも言えぬ爽快感と希望を持って生きて行こう!という気持ちになれた。
「かがみの孤城」の同様、さすが本屋大賞の作品であった!
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