ジョージ・オーウェル著の「一九八四年」結構前だが読了。
当該作品は1948年に執筆が終わり、翌1949年に出版されている作品。
国民が公私に渡り言動・行動が政府に監視・検閲された社会になり、過去は改竄され、政府が行った通りの結果になっているという今でも某国で実際に行われているような内容。
しばしば、SNS等で現在の日本が「一九八四年」になりつつあると言ったコメントをみかけることがあるが、当作品を読むと、まず言論の自由はあり、最近は繁華街や電車内に防犯カメラは設置されているが、これはあくまでも防犯であり、国の監視はされていないので、似ても似つかぬ内容であることが一目瞭然である。
仮に現在の日本が当作品のように言論の自由もなかったとしたら、FacebookやTwitterでのスレッドやコメントは削除されまくり、個人の行動は監視されているため、コロナ禍による外出は抑圧されていたはず。
とにかく、コロナ禍以上の世界的な有事(第三次世界大戦とか)が発生した場合には、当小説のような監視が実施される可能性は十分になると思われる今日この頃です。
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